ウーバーイーツ配達でPCXってどうなの? → 全然あり!!

ウーバーイーツの配達でバイク稼働にPCXを考えている方はいませんか?

人気のあるホンダPCXで配達してみたいけど実際どうなんだろう・・・

そんな方に実体験をもとに情報をお届けしたいと思い記事を書きました!

よろしければ参考にしてみてください!

目次

PCXの配達は全然あり!

結論として、ウーバーイーツ・出前館などのデリバリー業務でPCXを使用するのは問題ナシです!

むしろおススメです!

ウーバーイーツの配達は長距離注文も多く、幹線道路を使いスピードを出して配達する機会も多くなります。
新聞配達のスーパーカブなどよりもパワーのあるPCXのほうがその点ではスムーズに配達業務を遂行できるのでおススメです。

※ここでいう「PCX」は125㏄のピンクナンバー(原付2種)です。150㏄の中型ではありません。
 バイクの排気量別の観点に関しては別途記事にするつもりです。
 また、以下で紹介するPCXの諸元や機能は2020年12月以降発売の最新型(JK05)の仕様となります。
 それ以前の型のPCXには搭載されていない機能もありますのでご了承ください。

PCXはバイク初心者の方こそおススメ! 

個人的にはPCXはバイクに初めて乗る方や、これから免許取得してバイク配達を考えているような、
いわゆるバイク初心者におススメできる車種だと思っています。その理由は以下の通りです。

  • 走行安定性/安全性が高いこと
  • スマートキーなどの標準装備が配達向き
  • 売れている人気車種である

上記3つを解説します。

①走行安定性/安全性について

初心者向きだと思う1番の理由がこれです。

バイクで初めて配達業務を行う、もしくは、初めてバイクに乗る人が思う1番大きな不安点は”走ること自体の怖さ”ではないでしょうか。実際に私がそうでした。
多少、配達にデメリットなところがあったとしてもまずはより安全なバイクを選びたい… と思うのは普通です。
その意味でPCXは125ccのバイクでは充実した安全性能と安定した走行性を兼ね備えている車種であると言えます。

前後両輪ディスクブレーキを搭載

私がバイクを選ぶうえで必須条件だったことはディスクブレーキ装備であることでした。ディスクブレーキの効果は素人ながら分かるくらい効果が大きいと思います。
実際に乗車していてブレーキを掛けたときに、無理なく止まる感覚を実感しています。わりとスピードに乗った状態であってもブレーキを掛けると制動距離も短く、それでいてスムーズに止まるので身体に負担も少ないです。
私は雨・風が強いなど天候状態が悪いときは無理して配達業務をしないようにしていますが、小雨であったり急な天候不順により路面状態が悪い中で走行せざるを得ない状況もあります。そんな中ディスクブレーキによる効果を実感していると安心感があります。
また、PCXは前後両輪ともディスクブレーキであり、これも125ccスクーターバイクでは珍しいです。前輪はディスクブレーキであるものの、後輪はドラムブレーキであるバイクが多く、両輪ともディスクブレーキである車種は限定的です。(ヤマハのNMAXなどは両輪ともディスクブレーキです。)

ABS(フロントタイヤ)の搭載 / トラコンの搭載

ABSはアンチロック・ブレーキ・システムの略で、急ブレーキなどでタイヤをロックさせないようにする仕組みです。
タイヤロックするとスリップ状態に陥りやすく車体コントロールができなくなりますが、この機能によってタイヤロックを防止し、急ブレーキ後に前方障害物を回避するなどのコントロールもしやすくなります。

また、PCXにはトラコン(トラクション・コントロール)も機能搭載されています。こちらはタイヤの空転を防ぐ機能ですが、発進・加速時にタイヤが空転するのを防止する役目を果たしてくれます。想定シーンとしては雪路面などでの発進や運転中にタイヤが空回りしてグリップが効かなくなるのを防ぎ、車体をコントロールしやすくしてくれるようになります。

そもそも安全運転していれば通常走行でどちらも作用することはありませんが、いざという時に備わっていると安心感があります。

タイヤ径/タイヤ幅が大きい

タイヤ径・タイヤ幅が大きいと走行安定性は向上します。(もちろん小回り効きにくいなどデメリットもあります。)
安全面を第一とするなら、大きめのタイヤ径・幅のほうが高速走行での安定性などが向上するのでおススメです。
実体験としても、PCXに乗っていて幹線道路で60km走行してもあまりガタガタせず安定感があると感じています。
125㏄のスクーターバイクはタイヤ径10~12インチのバイクが多いですが、PCXは前輪14インチ/後輪13インチとなっています。またタイヤ幅も前輪110mm/後輪130mmとなっており同クラスのスクーターが100mm以下が多いなか、太めの仕様になっています。

②標準装備が配達向き

スマートキー

もはやこの機能なしでは他のバイクに乗れないと思っています。配達業務では店舗到着時、お届け先到着時、と頻繁にバイクから乗り降りが発生します。そのたびにキーの抜き差しするのは本当に面倒です。スマートキーならキーを持ったままで自動ロック、解錠が行われるのでその手間が省けます。
私はこのシステムに慣れすぎて、もし別の車種を選ぶとしてもスマートキーだけは必須条件です(笑)。それくらい本当に便利です。

USB端子付き(タイプC)

配達業務でスマートフォンは欠かせません。ですが、ウーバーイーツやその他のデリバリー配達業務用のアプリはバッテリー消費量が多く、すぐ電池切れを起こしそうになります。(位置情報を常に取得しているからなんですかね?笑)
なのでモバイルバッテリー携帯は必須ですが、それがなくてもPCXには標準でUSB端子が付いているので走行中はそこから充電することも可能です。
ただし差し込み口がタイプCなので、日本で一般的なタイプA用の充電ケーブルはそのまま使用できません。私はタイプC→タイプAの変換アダプタをかませてから使っています。タイプC用の充電ケーブルも多く売っているのでそれを使用しても良いと思います。(補足ですが、差し込み口はフロントインナーボックス内にあるので普通の充電ケーブルだと蓋が閉まりません。フラットケーブルの充電ケーブルを購入したほうが良いです。)

ガソリンタンクは8ℓ超の容量

ガソリンタンクは8.1ℓ入ります。1ℓ=45kmの燃費だとすると満タンで364.5km走る計算になります。実際には使い切る前に給油すると思いますが、250km程度はガソリン気にせず走れます。私も250km前後走ってガソリンを入れにいくことが多いです。ウーバーイーツのクエスト75件をクリアすると丁度250km前後になることが多いんですよね…。毎日入れる必要はないためこれも配達員にとってはおおきなメリットではないでしょうか。
ちなみに燃費は使い方やバイクの状態にもよると思いますが、カタログほど出ません。1ℓ=42~47kmくらいです。私はアイドリングストップ機能をOFFにしているので、ONにすると2kmくらい向上するかもしれません。42km~47kmの幅は、季節によって変動するためです。冬場は42km、夏場は47kmくらいの燃費でした。やはり暖かい季節のほうが燃費効率は良いようです。

③PCXは人気車種

日本で1番売れている

2020年の二輪車新聞調べによると、125ccだけでも1万7000台と日本一の販売台数となっているようです。
しかしそれはデザイン性の高さ、上質な乗り心地が主な理由であり、配達用途が理由ではありません。(当然です…汗)

しかし、日本一売れているということは、それだけ多くの人が使用しており、カスタムパーツも豊富です。また故障が発生したときなど検索情報収集のしやすさもありますし、バイク販売店でも取り扱いが多いため初心者にとっては安心材料の1つとなります。実際私もリアキャリアなど取付パーツをAmazonで購入していますが、レビューでもPCXに取り付けられたなどの口コミは多いので参考情報になることが多く助かっています。

デザイン性の高さ

売れている理由でもありますが、カッコイイですよねPCX。バイクに乗る楽しさが増すので配達業務とは関係なくてもカッコイイバイクに乗りたいものです。配達業務外で乗っても当然良いと思いますし、ウーバーイーツでピック時に気になったレストランにプライベートで訪問しても楽しめるのではないでしょうか。

PCXの配達で困ったこと…

最後に配達業務でPCXのデメリットにも触れておきます。ただし、これらのデメリットを勘案しても初心者にとっては前述したメリットのほうが大きいと感じています。以下のデメリットの解消についてはバイク運転に慣れてから、次の買い替えでも遅くはないのでしょうか。

取り回しのしにくさ(重い)

PCXは同クラスのスクーターに比べて車体が130kgあり、重いです。他車種は100kg~120kgくらいなので、比較すると取り回しに力が多少必要です。配達業務においては、夕方商店街など車両通行禁止の道路にある店舗に商品ピックする際、バイクを降りて押して歩ければ便利だったりすることもありますが、そういうことが気軽にできません。あまり声を大にして言えませんが、この「押し歩き」は都内の道路においてバイク配達員にとっては非常に便利な交通手段だったりするのでもう少し軽ければ…と思うこともあります。が、PCXで決してできないわけではなく私も普通にやります。ただ軽ければもっといいな、ということです。

ステップボードではない

PCXは足元にガソリンタンクがあるので、いわゆる原付スクーターのようなステップボード形状となっていないです。バイクから頻繁に乗り降りする配達員にとっては、いちいち足をあげて乗り降りすることは面倒です。
私は慣れてしまったのでこれに関してはあまり不満に思いませんが、特に最初のころは面倒だな~と感じていました。

販売価格が高い

販売価格は新車で35万超とあって、125ccの他バイクと比べて高額です。特にスズキのアドレスや同メーカーのホンダDio110は20万前半で購入できるため、初めてのバイクとして躊躇うかもしれません。
ですが、個人的には10万の差であればPCXで良いと思います。現状の都内ウーバーイーツの配達報酬であれば1~2週間で賄える差額であり、それだけ投資する価値があると思うからです。もちろん個人の経済状況等や活動場所・時間によって一概には言えませんので、あくまで参考意見として捉えていただければ幸いです。

最後に・・・

いかがでしたでしょうか。以上の情報が何らかのお役に立っていれば嬉しく思います。
冒頭に申し上げたとおり、ウーバーイーツ配達では割と中・長距離の配達も多くあります。街のチョイ乗りくらいの範囲であれば安全性能にここまで気を配る必要はないのかもしれませんが、私の経験からしても幹線道路で法定速度の60km程度が必要になる場面は非常に多いです。出前館のジャイロバイクなどもよく見かけますが、後ろから煽られたり危険なシーンも見かけます。なので周りの速度に合わせて走れる走行性能と安全性能の両方を兼ね備えたPCXはおススメ車種です。

読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

現役デリバリー配達員。会社を退職し、デリバリー配達員として自由な働き方を体験してしまい、社畜に戻ることができない身体になってしまいました。

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